完全硬化ジェルって本当に未硬化ジェルが出ないの?

完全硬化ジェル未硬化

最近の比較的新しいジェルネイルキットでは、このような宣伝文句を良く見かけます。

  • ぷっくりとした厚塗りでも硬化時間が大幅短縮!
  • 未硬化ジェルの拭き取り不要でこのツヤ!

などと言うようなキャッチコピーで販売されています。

 

しかしながら、本当にその言葉を信じてしまっていいものなんでしょうか。

 

完全硬化ジェルだから未硬化ジェルの拭き取り不要というジェルを特徴にしているメーカーがありますが、その言葉が完全にウソとは言いません。

 

鵜呑みに信じきってしまうのは、ちょっと待ってください。

 

ちなみに最近では、結構多くのメーカーが完全硬化ジェルをうたっています。

 

厳密にいうとべた付きが出るようなジェルは残りにくいと言ったほうが正確です。

 

つまり、厳密に正しい言い方をするなら、薄く塗れば未硬化ジェルが出ない。(もしくは限りなく出にくい)というのが正しい表現なんですね。

 

先ほども言いましたが、もちろん塗ったジェルの厚みによっても多少は変わってきます。
本来、ジェルネイルのジェルは化学製品で、空気に触れる部分は固まりません。

 

セルフネイルのジェルは、ライトの光を当てることで乾燥して硬化すると勘違いされている方が多いのですが、
実は爪に直接のっている側、つまりジェルの内側から光重合という反応で硬化していくものなんです。

 

空気に触れている表面の部分が硬化していくのは、その後に通常の推奨時間よりも長く光に当ててしまった場合などです。

 

ただし、繰り返すようですが光重合の硬化はジェルの内側から働き始めて、その後に表面にまで及んでいくので、推奨時間通りの照射時間では、硬化作用が届ききらない場合もあります。

 

これは厚さによってばらつきがあるので一概に決めつける事は出来ません
。さらにラメグリッターなどを混ぜて自分で作ったジェルならまた少し硬化に時間が必要になって来ます。

 

このページを読んで下さっている方を、びっくりさせたり、怖がらせたくていっている訳ではないので、勘違いしないように読んで欲しいのですが、
未硬化ジェルは必ずしっかりと拭き取るようにしてください。

 

そうしないと、ジェルじたいが本来は化学製品なので、人間にとってはアレルゲンになり得るのです。

 

もし、
わたしが買ったキットは完全硬化タイプのジェルだから未硬化ジェルの拭き取りなんかいらないよね♪
と安易に考えているなら、その考えは改めてください。

 

ネイルアレルギーはそういった油断の裏側にいつもついてくるものです。

 

もしネイルアレルギーを発症してしまった場合は、当分の間は好きなネイルをお休みしなければなりませんし、
最悪の場合ジェル以外のアレルゲンにまで反応し始めてしまったら、本当に通常生活にまで支障をきたしてしまいかねません。

 

これは、あくまで管理人の個人的な意見ですが、表面的な言葉を信じて安易に完全硬化ジェルのキットを購入してしまうくらいならば、
正直に未硬化ジェルが出ますのでクリーナーで、必ず拭き取ってください。と説明書や注意書きに明記しているメーカーの方が、
わたし達セルフネイラーを親身に心配してくれているという意味では遥かに信頼できると考えます。

 

看板だけの不親切なネイルキットにだまされないように気をつけてくださいね。

 

わたしの個人的な見解を押し付けるつもりはありませんが、
もし完全硬化ではない普通のジェルネイルをお求めなら、ソルースジェルがおすすめですよ♪