セルフジェルネイルで爪が黄ばむって本当?
セルフジェルネイルキットで、ジェルネイルを楽しんでいると、ある日突然ネイルオフをした時に爪が黄ばんでる!!という困った事が起こってしまうケースがあります。
まるで、昔お正月にコタツの上に置いてあったみかんを一人で全部食べてしまった跡のような感じで、結構ないきおいで黄ばんでしまうケースもあります。
これは、ジェルネイルのカラージェルの色素が爪に沈着するという“色移り”が原因である事が多いんですよ。
ただし、これはジェルネイルに限った話ではなく、マニキュアやそれを落とすためのアセトン系除光液でも起こる事があります。
というのも、爪はケラチンという古くなった角質細胞が伸びて出来るものなのですが、ひとつひとつのケラチン組織の間にカラージェルの色素が入り込んでしまったり、アセトンが染みこんで蒸発する時にケラチンが本来持っている水分まで一緒に奪ってしまう事でケラチンが変質してしまって起こってしまう事なんです。
だからといって黄ばみを隠すためにずっとネイルをしたままにする事は出来ませんし、そのままでいるなんて出来ませんよね。
そこで、このページでは黄ばみが薄かった場合に治し方と、次に爪の黄ばみが出ないような予防策を順番にご紹介します。
それぞれの原因と予防策を順を追って紹介していきます。是非最後まで読んでみて下さいね。
爪の黄ばみ原因と予防策
カラージェルの色移りの原因と予防策
これは、先ほどもご紹介したとおりで、ベースコートを塗らなかった、またはベースの塗りが薄すぎた事が原因です。
これに関しては、ジェルネイルの色素移りが起こりやすい要因として、1ヶ月近く持つのがジェルネイルの魅力でもあるのですが、気づかずに放置してしまう危険も、その分高いので、リッジフィラー(ベースコート)は必ず塗ってからカラージェルを塗る事が大切です。
そして、実際に爪の黄ばみが酷い場合は、爪のもともとの色合いに近いカラーのネイルで隠しながら、新しい爪が育って来るまで待つという方法もあります。
ただし、この場合でも、ベースコートはしっかり塗るように注意が必要です。
アセトンで爪のケラチン組織が変質する黄ばみ
アセトンでケラチンが変質してしまういちばんの原因として考えられるのがリムーバーです。
こちらも黄ばみが出てしまう場合があります。
これはリムーバーに含まれているアセトンが爪の水分を奪って、爪の組織細胞であるケラチンの密度を薄くしてしまうんですよ。
これの予防法としてはノンアセトンのリムーバーを使ってあげる事なのですが、ラメネイルなどの場合などでオフに苦労してしまう可能性があるというデメリットもあります。
なので、こちらは爪の組織を守ってあげる保湿がいちばんの有効策です。
おすすめはDr・Nailディープセラムという爪の美容液を塗ってあげる事です。
価格も3,000円(税別)で高くはありませんし、黄ばみ以外の爪のトラブル(爪の凸凹や、割れ、縦筋など)を予防する事にもなります。
管理人も使った事がありますが、爪がうるおってツヤツヤになる感じは病みつきになるかも知れませんよ♪
サンディングのやり過ぎが原因の場合も・・・
もうひとつの原因としては稀ではありますが、自爪がバッファの掛け過ぎで薄くなってしまっている方がなるケースです。
これは爪の主成分のケラチンから水分が抜けてしまってつめの黄ばみにつながるので、爪のサンディングを行う場合は“爪表面を軽く傷つける程度”というイメージで行なうようにしましょう。
サンディングでバッファのかけ過ぎでケラチン組織が弱くなっていると、リムーバーのアセトンにも反応しやすくなりますし、色素移りも起こりやすくなってしまいます。
バッファのかけ過ぎで爪が薄くなると、他にも弊害が起こりやすくなります。
それは、ジェルを硬化させる時にLEDライトが熱く感じてしまうというトラブルです。
ここまで来ると、1ヵ月程度は爪の表面にオイルを塗ってあげてネイルをお休みしてあげた方が良いかも知れません。
バッファーの掛けすぎとアセトンリムーバーで強く爪をこすっている場合が、爪の黄ばみの原因としては大きなものです。
これが起こるとベースも塗ってるのに爪が黄ばんでしまう事になり、黄ばみの原因が分からずパニックになってしまう方もおられるので、この2点は注意したいところです。
もしアセトンの含有率が高いリムーバーを使うのが怖い場合は、ソルースジェルのリムーバーがおすすめです。
アセトン率が低いリムーバーで爪のうるおいを保護するアロエエキスも含んでいるので、爪の黄ばみを予防するのに適していると思います。
管理人もソルースジェルをメインで使うようになってからは、爪の黄ばみに悩まされる事がなくなり、普通に爪を保湿するだけで良くなったので、今は爪の美容液のような特殊なものは使っていません。
爪が黄ばみが薄い場合の治し方
爪が黄ばんでしまった場合でも表面だけ薄く黄ばんでいる場合はは、爪の表面をスポンジバッファで削ってあげれば黄ばみを落とすことが出来る場合もあります。
爪を削る事になるのは間違いないので、多用する事はおすすめしませんが、本当に表面が薄く黄ばんだ場合の緊急リカバーとしては使えます。
ただし、終った後に爪をしっかり保湿してあげて、少しの間はネイルをお休みするのが良いかも知れません。
爪の黄ばみは、ネイルオフをした時に気づくものなので、ネイルをしていない時の保湿ケアが本当に大切なんですよ。